マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル㉓第11章「ジェンダー平等」――マルクスのジェンダー論をどう読むか

執筆者:ヘザー・A・ブラウン(Heather A. Brown)アメリカの政治学者、マルクス研究者。マルクス主義とフェミニズム、ジェンダー、家族論を専門とする。主著『マルクスにおけるジェンダーと家族』(2012年)では、晩年の民族学ノートな...
政策・路線

マルクス解釈の訂正は、綱領改定の理由になるのか――第五章「社会主義・共産主義の社会をめざして」の志位氏の報告を考える

1.問われるのはマルクスの解釈だけではない日本共産党の綱領一部改定案をめぐり、志位和夫議長は2026年10月12日の第10回中央委員会総会(10中総)での提案報告で、2003年6月の第22回党大会第7回中央委員会総会(7中総)における不破哲...
情報発信・社会的影響

政党支持率調査から何が分かるか

日本共産党の支持と選挙結果2026年10月21日時点NHKの2026年10月調査では、日本共産党の支持率は2.6%だった。前月の2.5%から0.1ポイント上がったが、この差を支持拡大の証拠とすることはできない。一方、この小さな増減を判断でき...
マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル㉒第10章「エコロジー」――生産の拡大から、暮らしと自然の持続へ

執筆者:ジョン・ベラミー・フォスター(1953年生まれ) アメリカの社会学者、マルクス主義研究者。オレゴン大学名誉教授で、社会主義系雑誌『マンスリー・レビュー』の編集者。マルクスの思想に含まれるエコロジー的視点を再評価し、人間と自然の「物質...
マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル㉑第15章「国家」――国家の死滅をめぐる日本共産党綱領の改定

執筆者:ボブ・ジェソップ(Bob Jessop、1946年生まれ)国家理論や政治経済学を専門とするイギリスの政治社会学者、ランカスター大学名誉教授。マルクスの国家論を継承しながら、国家を制度と社会的諸勢力の関係から分析する理論を発展させてき...
情報発信・社会的影響

2026年7月2日「見解」は何を示したのか――日本共産党とカウンター運動を検証する

はじめに――何を問われているのか差別や排外主義に反対することは重要である。特定の民族や国籍の人々を攻撃し、社会から排除しようとする言動に対して、政治が明確な姿勢を示すことにも意義がある。しかし、目的が正当であることと、その目的を実現する手段...
組織・運動

党財政の検証を可能に――党員による指導部評価のために

――党費・募金・選挙支出・監査・幹部印税から問う説明責任はじめに:問うべき三つのこと2024年の党中央委員会の収入総額は184億6238万円、支出総額は190億7503万円で、6億1265万円の赤字であった。政治資金収支報告書によれば、党費...
組織・運動

「自力不足」の意味を考える――DSAとの比較から問う日本共産党の活動

1.問題提起――なぜ選挙を重ねても「自力」が増えないのか日本共産党は、選挙で後退するたびに「自力不足」を要因に挙げてきた。2026年総選挙についても、8中総は「逆風を押し返して前進・躍進をかちとることができなかった最大の要因は、党の自力の不...
マルクス・リバイバル読解ノート

マルクス・リバイバル⑳第16章「グローバル化」

執筆者:チョン・ソンジン(Seongjin Jeong)韓国のマルクス経済学者。ソウル大学で経済学博士号を取得し、慶尚国立大学で長く経済学を教え、現在は同大学の特任研究教授。マルクス経済学、現代資本主義、世界経済、社会主義・ポスト資本主義論...
組織・運動

指導部交代と真に民主的制度を定着させる改革を――50年問題のもう一つの教訓

はじめに:民主的制度があれば民主的なのか日本共産党の党内民主主義を考えるとき、問題を「民主的な制度があるか、ないか」という二者択一で捉えるべきではない。現行規約には、「民主的な議論をつくし、最終的には多数決で決める」「すべての指導機関は、選...